ご報告です

私事で恐縮ですが、先週、元気な男の子を出産いたしました。

妊娠中は、たくさんの温かいお言葉とお気遣いをいただき、本当にありがとうございました。

これからは、多くの奇跡の後にここへやってきてくれた小さな命を大切に育てていきたいと思います。

お仕事は、数ヶ月間お休みさせていただく予定です。

最後まで何があるかわからなかったので、SNS上では妊娠を公表していませんでした。突然のお知らせとなり、すみません。

妊娠・出産は、人生観が覆るような出来事の連続でした。書きたいことがありすぎて、プライベートで3万字近い日記のようなものをつけていました。そのうちこちらで公開させていただくかもしれません。

ブログを始めて13年。このようなご報告をさせていただく日が来るとは思いませんでした。人生なにがあるかわかりませんね。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

遺影

少し前に撮影させていただいた方。ご家族から「写真の大きなデータが欲しい」とご連絡がありました。なんだろうな?と思ったら、その方がお亡くなりになったので遺影に写真を使いたいとのことでした。

ほんの数か月前の撮影時はお元気そうで……そんな風にはまったく見えなかったのでショックを受けました。

この写真が遺影に使われるなんて、撮影時は微塵にも思いませんでした。

一瞬一瞬を大事にしようと言うけれど、本当にそうですね……。

被写体の方にまた会えるとは限らない。

ご冥福をお祈りいたします……。

一場春夢

運転中、信号待ちをしているときふと窓の外に目をやると、満開になった大きな桜の木が。きれいだなあ、なんて思いながら眺めていると……

桜の木の下にあるアパートから、白い布がかけられたストレッチャーと、黒い服を着て、神妙な顔つきをした人たちがぞろぞろと出てきました。ストレッチャーは、すぐに近くに停まっていた黒い車の中に運び入れられました。

散りゆく白い花びらに包まれたその光景はあまりに穏やかで眩しく、まるで白昼夢を見ているようでした。

2年前、大好きだった人にお別れを告げた日と同じ感じがしました。

春。

飯テロ

最近は、作ったご飯の写真をインスタに載せています。https://www.instagram.com/yuricha_cooking/

撮った写真はパソコンに取り込んで、良さそうなものを選んだあと、AirDropで自分のiPhoneに転送しています。

今日も写真をAirDropで送った……のですが、違和感を感じたのでよく見てみたら、「○○(全然違う人の名前)iphone」さんに送ってました……。

たぶん隣に住んでる人。

これが……リアル飯テロ……。

牛肉とたっぷり根菜の炒め煮の写真を送りつけて本当にすみません。

「昔の写真のほうが面白かったね」

大好きな東京ゲゲゲイのMIKEYさんのツイート。数日間忘れられなかったので、ブログ上で気持ちを整理することにしました。

私、よく言われるんですよ。「昔の写真のほうが面白かったね」って。

貧乏・愛のねじれ・精神破綻の三つ巴に翻弄され放題だった20代は、心に巣食う真っ黒でネガティブな感情をひとつひとつ拾い上げて作品にしていました。いま見ると稚拙で顔を覆いたくなるようなものばかりですが、たしかにユニークなものが多い。

でも、年月が過ぎて30代後半に差し掛かると、あのときの危うい自分はすっかりと消え去っていることに気が付きました。と同時に、あのときの写真を撮れなくなっていることにも。

この近年は、そのことにずっと葛藤がありました。

年を重ねるごとに、経済面も人間関係も精神も安定し、それに伴い新しい表現をたくさん得ました。特に人物写真に関しては、被写体の方へ平等で温かな視線を送れるようになり、結果として写真もだいぶ変わったように思います。

しかし、変化を実感するたびに「昔の写真のほうが面白かったね」という言葉が頭をもたげます。……丸くなるほどにつまらなくなっているようでずっと怖かったです。表現を光らせるためには、幸せになってはいけないのだとどこかで思い続けてきました。

そんな中、MIKEYさんのこのツイートが、心を視界不良にしていた霧を一気に晴らしてくださいました。

特に効いたのは「表現者も幸せであってもいいのよ」「人生のその時その時の感情を作品にし続ける。それが、私の仕事であり、覚悟。」です。幸せになってもいい。しかし、それに甘えるのではなく、その時その時の感情を全力で作品にし続けることが大事なんだと。

これからは「昔の写真のほうが面白かったね」という方に、「私はいまの写真も好きなんですよ」と胸を張って言えるように努力していきたいです。

東京ゲゲゲイさんはデビューの頃から好きですが、ツイートにもあるように次第に表現が変わってきたような気がします。MIKEYさんの言葉から、この先へ向かう勇気と希望をいただきました。ありがたやありがたや。

ねないこ だれだ

家には、ダンナへの連絡事項を書いておく黒板があるのですが、たまにダンナがそれに落書きをします。致命的に絵心がないので大半は何が描いてあるかわからないのですが……。

ある日の落書き。

おばけ(たぶん)。どこかで見たことがあるな?と思い考えてみたら、「せなけいこ」さんの絵本に出てくるおばけに似ているのでした。

『ねないこ だれだ』が大好きでした。せなけいこさんの絵本は、皆さん子供の頃に一度はお目にかかったことがあるのでは。

いま見るとかわいいけど、子供のころはこの顔が地味に怖かったです。

そんなこんなで元旦の本日。歩いている最中に、なんと「せなけいこ」さんのアクリルキーホルダーのガチャを発見しました!

ラインナップを見ると『ねないこ だれだ』があるではないですか!

引き寄せられるようにお金を入れて、ガチャを回しました。

一発で出ました!

やったー。

おみくじは引かなかったけど、これは大吉より嬉しい。

元旦事変

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。このブログも12年目に突入します。干支一周。

元旦といえば年賀状。年賀状といえば……「ファンクラブ会員への年賀状」。

ここに書いたか定かではありませんが、私は2名の方のファンクラブの会員です。1名は男性で、1名は女性。

ファンクラブに入会されている方はご存知だと思いますが、元旦は、ファンクラブ事務局から、たいてい顔写真がドドンとプリントされた年賀状が届きます。

ファンとしては大変嬉しくありがたいものなのですが……。ファンクラブ会員であることを家族や同居人にカミングアウトしていない場合は、ちょっとした事件に発展する可能性があります。

私の場合は、ファンクラブに入会している男性1名はイケメンであり、女性1名はセクシー系です。もちろんダンナには言っていません。特に「イケメン無理」で名高い私は、イケメンのファンクラブに入っていることを知られたら軽く離婚危機を迎えるかもしれません。

「正確に言うと、彼の顔ではなく才能が好きなんですが……」という言い訳を考えてはいるのですが、普通に意識高めのウザいファンじゃねーかっていう。いやほんとなんですけど。って言えば言うほどウゼー。自分。

そんなわけで、元旦はダンナが覗く前にポストをチェックしなければなりません。

今日も光の速さでポストを確認。あーきてるきてる。メンズの方はやはり顔写真が大きくプリントされていました。おまけに眼力すごい。ファンクラブ限定の写真に喜びつつも、ダンナよりも早くハガキを回収できたことに安堵。元旦から感情が忙しい。

そういえば、女性タレントの方はハガキが来てないぞ……?と思い、再度チェックしたら、見慣れぬ白い封筒を発見。開けてみると、中から艶やかな衣装に身を包んだあの方の写真つき年賀状が出てきました。

ご配慮に感謝ーーーー!!!!!!!!!

と心のなかで叫びました。

アダルトグッズを頼んで「化粧品」とか「パソコン部品」という品名で届けられたときの気分ってこんな感じですかね。