5ヶ月

気が付けば月1更新になっているこのブログ。赤さんは5ヶ月になりました。

保活の甲斐があってか、保育園に通えることになったのが、今月一番のニュースです。

待機児童の多い地域に住んでいるのですが、どういうわけか第一候補の認可園に入れました。先月の投稿に登場する、夏祭りに参加させてもらったあの園です。待機になる気マンマンだったので、入園のお知らせが来たときは信じられない気持ちでした。会社勤めの方の育休が終わる7ヶ月&1歳の時期から入園の倍率が猛烈に上がるので、5ヶ月、と少し早い段階で保活したのが良かったのかもしれません。

現在、絶賛慣らし保育中です。

しかし、入園したのはいいものの、2週目は謎の発熱と全身の湿疹で1週間近く休み、先日も途中で発熱しお迎えに。私のスケジュールは滅茶苦茶で「これが……保育園の洗礼ッ……!」と白目を剝きまくっています。まあこれを繰り返して、強くなっていくしかないんですけれども。そういえば自分も小さい頃は、よく病気になっていたなあと思います。

保育園が軌道に乗ったら私は本格的に仕事復帰しようと考えているのですが、もう少しかかりそうです。

幼稚園しか行ったことのない私にとって「保育園」は未知の世界で、すべてのことが新鮮に映ります。先生方は丁寧に愛情を持って子供に接してくださるし、随時育児の相談にも乗って下さるので、育児初心者の私は「保育園神ィ……」と毎日思っています。連絡ノートは一度やってみたいことのひとつだったので、先生からのコメントを日々ワクワクしながらチェックしています。

連絡ノートによると、赤さん自身はだいぶ保育園に慣れてきて、近頃はおもちゃをぶん回したり、奇声を発したり、キッチリ昼寝したり、他のお友達を凝視したり、ミルクをがぶ飲みしたり、活発に過ごしているようです。

0歳から保育園に通わせるなんてかわいそうとご意見もあるようなのですが、私は赤さんとは違ったベクトルで仕事が大好きなので、仕事もして、経済的にも精神的にも安定した状態で赤さんに接したほうが、赤さんも幸せなのではないかと思っています。

あと、保育園では、家ではできない色々な経験をさせてもらえるし、お友達もたくさんいるので、(一人っ子決定の赤さんは)社会性も身について良いのではないかと思います。

赤さんは、今月も引き続き成長しております。

うつ伏せの状態の方が好きなようで、仰向けにしてもすぐにうつ伏せになって遊び始めます。うつ伏せが苦手だった3ヶ月の頃は一体何だったのか。ハイハイはまだ出来ないのですが、頭を床につけた状態で、ズリ……ズリ……と匍匐前進をして数メートルは進みます。その様子は、貞子っぽくて完全にホラーです。

最近は、お尻を高く上げるポーズをやたらするようになりました(シュール)。一説によると、これはハイハイの前兆らしいのですが、まだハイハイはしません。

寝返り返りも、突然できるようになりました。3ヶ月のときに寝返りを習得してから2ヶ月後の今、ようやくうつ伏せから仰向けに戻れるように。このごろ、顔にかかった布も手で払いのけられるようになったので、窒息のリスクが少し減ったかな?と思います。

今までずっと母乳で育てていたのですが、3,4ヶ月健診で体重の増加が思わしくないと指摘されたので、現在は1日2回ミルクも飲んでいます。赤さんはどうやらミルクが大好きなようで、一回で240mlペロリと飲んでしまいます。新生児のとき「こんな大きいの、使う日が来るのかなあ……」と思っていた240mlの哺乳瓶。その日は意外とアッサリやってきました。

ミルク爆飲みの効果アリで、この1カ月で1キロ増えました。現在は6.5キロになり、まだ小さい方ではあるけれど、成長曲線内には入ってきました。この数カ月、体重の件が悩ましすぎて禿げそうでしたが、とりあえず、良かったです。

数日前から、ついに離乳食も食べ始めました!まずは、10倍がゆを1さじあげてみました。一口目は「むむ、なんだこれは」というしかめっ面をして、口からベエ~っとおかゆをリバースしましたが、すくってもう一度口に入れてあげると、今度はちゃんと飲み込みました。それ以降は、最終的には全部飲み込めていて、なんなら「もっとちょうだい」と私の手やスプーンを引っ張ったりしてきます。何が好きなのかはまだ全然わかりませんが、とりあえず、口にモノを入れるのが嫌いではなさそうです。たくさん食べてくれるといいな。

スパウト(哺乳瓶からストローに移行するためのグッズ)で麦茶も飲んでみたり。スパウトは渡したときから正しいフォームで飲めていて、びっくりしました!でも麦茶そのものはあんまり好きじゃなさそうな気配……。

他にも、下の前歯が生えてきたり、赤ちゃん語をたくさんしゃべるようになったり、話しかけると笑ってくれたり、絵本を自分でめくろうとしたり、大人への階段を少しずつのぼっている赤さん。来月にはいよいよ6ヶ月!

4ヶ月

ちょっと間が空いてしまいました。赤さんは4ヶ月になりました。

ここのところ保活(子どもを保育園に入れるための活動)に勤しんでおりまして、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

見学に行った保育園で夏祭りが開催されていて、お店屋さんをしていた2~3歳くらいの子供たちから「アカチャンにこれあげるね!」と、いろいろ頂戴した赤さん。子供たちの手作りのあれこれ、とってもかわいくて癒されました。赤さんがペロペロしているのは焼きそばです。本格的。

驚いたのは、お店屋さんのお支払いのところに電子マネーの決済端末的なもの(手作り)がたくさん置かれていたことです。男の子に「ペイペイもできるよ!」と言われたり。もう現金授受の時代じゃないのか!と昭和製の私は腰を抜かしました。

赤さんはこの1ヶ月で急成長!

首が座り、縦抱っこや、抱っこ紐での散歩が安定してきました。うつ伏せにしたとき、首も持ち上がるようになりました。赤さんが2Dから3Dになった感!

発する声のバリエーションも増えてきました。甲高い声で「キャーッ!!」と喜んだり、「ウァンムァンアムアム……」と、明らかに不満を述べている雰囲気で泣いたりするようになりました。

また、いよいよ自分の手の存在に気がつき(ハンドリガードもするように)、近くにあるものを片っ端から掴む(そして、舐める)ようになりました。最近は、掴みたいものに自ら手を伸ばしたりもします。私は胸ぐらや髪の毛をよく掴まれています……。

身体の動きもだんだん激しくなってきて、新生児のときから寝ているベビーベッドの柵をものすごい勢いで蹴り飛ばすことが増えてきました。怪我が怖かったので柵にクッションをつけたりもしたのですが、そろそろ広いところでのびのびしてもらった方が今後の成長にも繋がる気がしたので、ベッドを廃止して、ベビーサークルの中で生活してもらうことにしました。

臨月のときに自宅に設置したベビーベッドが、いよいよお役御免になり解体される様子は非常に感慨深いものがありました。

ベビーサークルに移行してからすぐ、広くなって開放的な気持ちになったのか、突如、寝返りをするようになりました。3ヶ月後半のある日、横を向いて寝ているのを発見して「そろそろ寝返りするのかな?」なんて思っていたら次の日にはゴロンと回転していました。それ以来、隙あらばゴロンゴロン転がっています。

ずっと仰向けで寝ていた存在が、回転してうつ伏せ状態で寝ていたり、全然違うところに移動していたりすると、成長に喜びを感じる反面、ギョっとします。あと、おむつ交換のときも転がろうとするのは困ります(特にウンチ時)。

個人的に一番驚いたのは、3ヶ月後半から、朝まで寝る日が出てきたことです。出産時からずーーーーーーっと、授乳のために夜中に何度も起きて、そのため2時間以上連続して眠れない日が続いていて、育児……パねえ……と思っていたのですが……それが!終わって!遂に夜間眠れるようになるのか!!!!と狂喜乱舞。

でも、寝返りをマスターしたことにより、うつ伏せのまま寝ていたりするので、窒息が心配で私は今まで以上に起きる羽目に……。そして喜んだのも束の間、また赤さんが夜中何回も起きる日が出てきたり。

まーそんなにうまくはいかないよなあ。人間だもの(ゆりを)

そうそう、生誕100日よりちょっと遅くなってしまいましたが、先日お食い初めの儀を執り行いました。本人は親戚が大勢いて緊張したのか終始地蔵のように固まっていました。が、お箸を近づけたときは「仕方ねえなあ」みたいな顔で口を開けてくれました。

なんというか、寝返りが始まった頃から「アカサン〜1st Season〜」が終わったように感じました。これからは「アカサン〜2nd Season〜」なのかなと。どんなシーズンになるのか楽しみです。

赤さんの一日

子供が生まれるまで「赤ちゃんって一体毎日何をしているんだろう」と思っていました。

最近はその謎がようやく解けてきたところです。日々の生活は月齢によって違いますが、2ヶ月半になった赤さんが毎日何をしているかを備忘録として書き留めておきたいと思います。

うちの赤さんの起床時間は7時です。

21時頃から7時頃までは部屋を真っ暗にして、7時になったらカーテンをあけて陽の光を浴びてもらうようにしています。21時ピッタリに寝て7時ピッタリに起きるわけではないのですが、1ヶ月間毎日同じことをしていたら「その時間帯はどうやら寝るものらしい」と理解してくれたようではあります。夜間お腹を空かせて3時間に1回くらいは起きるのですが、その後グズって永遠に寝ない、ということは全くなくなりました。満足したらすぐにスヤァしてくれます。

逆に私が目を覚ますために、夜中テレビをつけたりするのですが、その結果、深夜のテレビ番組にやたら詳しくなりました。NHKの「ヨーロッパ トラムの旅」が映像もきれいでお気に入りです。

日中は、2時間半〜3時間おきに1回授乳しています。赤さんの体内にタイマーが仕込まれているんじゃないかというくらいオンタイムで空腹を訴えてきます。現在の1日の授乳回数は7〜9回くらい。ネットで調べると完母(完全母乳)の場合の平均的な回数っぽいです。

授乳時間の合間にワンオペで家事や用事を済ますことになるのですが、最近は赤さんの日中起きている時間が長くなってきたので、授乳後もずっと起きていて「ウンチをしたからオムツをかえたまへ」「あそんでくれたまへ」と要求されることが増えてきたため、自分の時間がどんどん減ってきました。気づけば次の授乳時間に……。寝たときは「チャーンス!!!!!」と思って一気に色々なことを片付けます。

余談ですが、先日はじめて乳腺炎(母乳が詰まって乳腺が炎症を起こすもの)になってしまいました。上半身の半分が熱と痛みで固まってしまうような感覚でした。マジで辛かったです。近くの病院に駆け込んでマッサージをしてもらってなんとか回復しました。

今までずっと、赤さんがどのくらい母乳を飲めているのか謎だったのですが、マッサージ中、助産師さんに「2ヶ月でこんなにおっぱいが出る人は珍しい」と言われたので、赤さんはどうやらおっぱいをかなり飲めているとわかりました。需要(赤さん)より供給(母乳)の方が多かったので詰まったみたいです。母乳育児はスケジュールが完全に赤さんマターになるので大変ですが、おっぱいが出るのは悪いことではないので「頑張ろう……」と思いました。

天気の良い午前中は、お互いの気分転換のためにベビーカーに乗って近所を散歩しています。ついでにスーパーで買い出しなんかもしたり。赤さんも外の世界に興味があるのか、周りの音などに神経を集中させている感じです。すれ違う保育園児たちによく「アカチャン!!!」と声をかけられています。

首がだいぶ座ってきたので、背中を支えてあげると、おすわりっぽいこともできるようになりました。いつも寝た状態で見上げているメリーを、おすわりの姿勢にして見せてあげたら、視点が変わって新鮮だったらしく、ウキウキした感じで眺めていました。

絵本にもかなり興味を示すようになってきました。物語性の強いものや、絵がアーティスティックなものはまだ理解できないようですが、色や形がハッキリとしたものは食い入るように見つめます。これは私の母(おばあちゃん)に絵本を読んでもらって満足げな図。

積極的に手で何かを掴むことはまだできないのですが(持たせてあげるとしばらく握ったままにはなります)、動いているものを目で追ったり、なんとなく触ったりするようにはなってきました。ムーミンのプレイジムがお気に入りで、いつもムーミンとニョロニョロに強烈な右フックをお見舞いしてはニヤリと笑います。

19時〜20時のあいだにお風呂に入ります。お風呂に入れるのは仕事から帰ってきたトーチャンの役目。トーチャン不在のときは私が入れますが、父の方が上手なので私のときは不満そうな顔をしています。お風呂は大好きなので、入る前にギャン泣きしていても、すぐ泣き止みます。近頃は魅惑のムチムチボディになってきたので、シワとシワの間に汚れがたまりがち。それをよく洗うことに腐心しています。

オムツを替えている最中にオシッコをかけられ(男子なのでオシッコが噴水のように……)、うわあと思って洋服とシーツを替えたら、直後にブリブリブリッと盛大にウンチをして、かつミルクを吐いてまたビッショビショになったりすると発狂しそうになりますが、そのあとニッコリと笑顔を見せられたりすると

「許す!!!!!!!」

と思ってしまいます。

2ヶ月半になった赤さんの毎日はこんな感じです。

はじめて

私は誰かが「人生で初めて○○する瞬間」を見るのが好きです。

赤さんは毎日が初めてのことづくしなので、大変面白いです。2ヶ月になり、できることもどんどん増えてきました。GWには、はじめてベビーカーで長い時間の散歩ができました。

初めてのワクチン接種も経験しました。一日に、経口ワクチン1つと、注射3本を打ちました。注射はブスリと刺される瞬間だけ痛かったようで「ヒーン!!!」とこの世の終わりみたいな絶叫をかましていましたが、そのあと泣きはせず、眉間にシワを寄せて耐えていました。偉い。経口ワクチンは子供向けに味がついていて美味しかったらしく、もっと飲みたそうにペロペロしていました。先生に「吐き出す子が多いんですけどねえ」と言われて若干恥ずかしかったです。

最近は自分の手の存在に気付きつつあり、「アガガ、アガガ」と変な声を出しながら拳を口につっこんでなめています。苦しくないのだろうかと心配になりますが、本人は楽しそうです。

この間、インスタで「赤ちゃんの食いつき最高」と評判になっていたオモチャを買ってみました。謎のキャラクターがついたガラガラなのですが、与えてみたところ、なんと、自分の手で掴んで、触覚(?)みたいなところを一生懸命ガジガジし始めました。今まで、オモチャに対しては”動いているものを見つめる”程度の受動的な態度でしたが、初めて「掴ん」で「かじる」という能動的なアクションを起こしたので感動しました。

でも数秒後には「あんなにかじってたのに!」と突っ込みたくなるくらい、無慈悲にポイ捨てしていました。

大人と一緒に、湯船に入れるようにもなりました。お風呂は大好きらしく、入る前にギャン泣きしていても、お風呂に入った途端、機嫌が良さそうになります。

お風呂に入れるのはダンナの役目なので、私はいつも赤さんが出てくるのをドアの外で待っています。ある日、お風呂の中でダンナが赤さんに語りかける声が聞こえてきました。

ダンナ「いつか温泉に入れるようになるといいねえ。でも温泉に行くと、オッサンのオ○ンチンをたくさん見ないといけないんだよ」

……なんの話しとんねん。

赤さんを見ていると、私達が日々当たり前のようにできていることが、本当は当たり前じゃなくて、とても尊いことなんだと気付かされます。育児というのは、人生の再発見の旅なんじゃないかなと思えてきました。

ワードセンス

ウォークインクローゼットの電球が切れてしまいました。ダンナに取り替えをお願いしたところ、特殊な形状でよくわからないとのことで、管理会社に電話して交換方法を教えてもらうことにしました。

数分後、電気がつきました。

ダンナ「管理会社の人が、中にイカみたいなものがあるので、それを外してくださいって言うのよ」

私「イカ……?」

ダンナ「たしかにイカだった」

なる……ほど……

外の世界

伸び放題になった髪の毛を切るため、ダンナに子供を見ていてもらって、久しぶりにひとりで外出しました。

思えばこの3ヶ月くらい、世間から隔絶された部屋の中で過ごしていました。最後に触れた景色はまだ冬でした。気がつけば桜はだいぶ前に終わってしまっていて、世界は夏に近づいていました。季節をひとつスキップしてしまった気分です。

最近ようやく「カメラを持とう」という意欲がわいてきたので、近所で少しだけ写真を撮ってみたり。なんてことのない景色をおさめただけですが、すごく贅沢なことをしているような気持ちになりました。以前の当たり前は、もう当たり前じゃないのだと実感しました。

「ゆっくりしてきたら」とダンナが言ってくれたので、美容室に行ったあと喫茶店に入ってみました。そこで、なんとなく、赤さんを見守るために家に設置した、ライブカメラの映像を見てみました。

すると、ライブカメラには、ダンナと楽しそうに遊んでいる赤さんが映っていました。赤さんは見たことのないくらいニコニコ笑顔でした。「おい、私といるときより楽しそうやんけ……」と強い嫉妬心が芽生え、速攻で家に帰りました。

1か月

赤さんという不思議な生き物と暮らすようになって1ヶ月ちょっと経ちました。

陣痛から出産まで3日ほどかかり、しかも出産時のダメージにより、出血多量による貧血、会陰切開の傷、痔、便秘、尿が出なくなる、尾骨の歪み、無痛分娩の麻酔の副作用による蕁麻疹という、下半身トラブル役満状態となりまして、産後はしばらくヨボヨボでした。この年齢になって、人生で一番つらかった出来事を更新するとは思いませんでした。出産、ハンパねえ……(白目)。

退院後は実家で両親に助けてもらいながら回復につとめ、1ヶ月経った現在は、身体もほぼ元通りになったので、自宅に戻り赤さんと過ごしています。

赤さんは、自分のオナラに驚いて泣き出すような繊細さを持ちながらも、不快なことがあると、それが取り除かれるまで延々とフルパワーで「ギャアアアアアアアアアアア」と絶叫したり、「ン゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」と痰の絡まったオッサンのような唸り声をあげるという異常な力強さを持っていたりもして、すごく不思議な存在です。

生まれてからしばらくは、目の焦点もあっていないしあまり動かないしで、全体的にボンヤリしている感じでしたが、最近は人の顔やオモチャをガン見したり、手足をバタバタさせたり、笑いながら「アー」とか「ウー」とか言葉のはじまりっぽい発声をするようになり、人間らしさを増してきてとてもかわいいです。いつの間にかオムツも新生児用からSサイズに。

ほぼ完母(完全母乳)で育てているので、赤さんの横でスタンバっていて、泣いたらひたすらおっぱいをあげるという毎日です。頻繁におっぱいを欲しがるタイプの子らしく、一日15回くらい授乳する日もありました。夜中に何度も起きるので私の眠さMAX。

最初の頃は赤さんもおっぱいをうまく吸えなかったので、慣れさせるためにギャン泣きするのを抑えつけて「大丈夫!キミならできる!」と修造ばりに励ましながら飲ませていましたが、それがとてもかわいそうで、毎回授乳タイムが恐怖でした。しかも乳首が痛くて泣きそうで、「完ミ(完全ミルク)にするか……」と何度考えたかわかりません。赤さんにおっぱいをあげるのがこんなに難しいと思いませんでした。

そうこうするうちに、1ヶ月あたりから赤さんも私も授乳に慣れてきて、回数もだんだん減ってきたので、以前よりはお互いに余裕を持てるようになりました。

いまの私は赤さんにとってのドリンクバー。という話をダンナにしたら「じゃあ俺はATMだな……」と言っていました。

赤さんは、ミルクと皮脂が混ざったような、なんともいえない湿度の高い匂いがします。いい匂いとはちょっと違うんですが、絶妙に癖になる香りで、たまに頭のてっぺんを嗅いでニヤニヤしたりしています。

「これが……レタッチのいらない肌……!」と驚くほどお肌もキメが細かく、ツルッツルでうらやましい限りです。白目も青に近いような白さ。(カメラマン的視点)

子育ては大変でわからないことだらけですが、全てはいつか来る最後に向かっていると思うと、いまから寂しくなってしまいます。この一瞬一瞬に感謝しながら、大切に過ごしていきたいです。