続きまして、こちらの記事では、1歳10ヶ月~2歳0ヶ月までを振り返ってみます。
思い出深いのは、1歳11か月のときにあった保育園の発表会です。1歳児クラスは、それぞれが野菜に扮してお遊戯をしました。赤さん、人生初の配役はまさかの【ブロッコリー】。赤さん自身はブロッコリー役を大変気に入っており、本番前は「あかさん、ぶろっこりーなの!」と誇らしげに話してくれました。
当日、大勢の大人の前で固まってしまう子、泣き出してしまう子が多数を占めるなか、人前に出るとテンションが爆上がりする性質の赤さんは、「うへへへ」と声を上げて笑いながらノリノリで歌ったり踊ったりしていました。そして、客席を指差して「ママ、いるね!」と神ファンサを繰り出すほどの余裕すら見せていました。
しかも、演目の終了後、名残惜しかったのかひとりだけ退場しようとせず、先生に促されてしぶしぶ去っていく始末(このデジャヴ感は何事か)。まだまだやり足りない赤さんの背中を見て「その強メンタル、見習いたい」と羨ましく感じてしまいました。
お出かけにもだいぶ慣れてきたので、1歳10ヶ月のときには再度両親と一泊旅行に行きました。
また、休日はスカイツリーや動物園、水族館にも出かけてみました。ただ、スカイツリーでは「すっごい高いね、こわい」と怯えていました。
動物園や水族館ではサラっと生き物を眺めたのち、すぐに「帰る」と言い出しました。どうやら生物にはあまり関心がないようです。わかりやすい子……!
動物園に関して、彼の記憶に残ったのはお猿さんがオシッコをしていた姿だったらしく、数日経ってから、人混みの中で突然クソデカ声を張り上げ「ママ!お猿さん、オシッコしてたね!ジャーってしてたね!」と私に話しかけてきて非常に恥ずかしかったです。
1歳終盤になると、複文を話すようになってきました。見たいYouTube動画があると「はたらくくるまが、ぷよぷよボールのプールにとびこむのがみたい」と概要を伝えてきたり、私が具合の悪いとき「ママ、おなかいたくてごはんたべられなかったの?大丈夫?しんぱいしてる」と話してくれたりします。そのため、こちらも赤さんの思考をかなり正確に把握できるようになってきました。
こちらの言うことはほとんどわかっているようで、「ここで待っていてね」「そのおもちゃを拾ってあそこの箱に入れてね」などの指示が通るようになってきたのも大きな成長だなと感じます。イヤイヤ期ならではの振る舞いに翻弄されたりもしますが、話し合うとすぐに気持ちを切り替えてくれるので、そこまで苦労せずに済んでいます。
2歳を過ぎると「ママなにしてるの?」「これなあに?」と、面白いくらいに【質問】してくるようになりました。2歳~2歳半くらいから「なぜなぜ期」が始まるらしく、まさにその到来を感じます。料理をしているときは、背後から「ママなにしてるの?」と10秒おきに聞かれるため、あれ、いま私タイムリープしてる……?と錯覚することも。
近頃はどういうわけかダンナへの当たりが強く、私と赤さんが絵本を読んでいるところにダンナが乱入してくると「パパはだめ!パパ帰る!」と激怒したり、ダンナがパンツ一丁で歩いていると「パパ、ズボンはく!」と注意したり。他にも、
ダ「お風呂入ってくるね」
赤「パパ、くさいの?」
ダ「これはお友達にあげるものなんだよ」
赤「少ないともだち?」
上記のような会話を繰り広げていて、ナチュラルに極悪なので笑ってしまいます。なぜ2歳児がパパの友達が少ないことを知っているのか。(※パパのことは大好きです)
身辺自立に関しては、排泄のタイミングを教えてくれるようになったことが印象深いです。「おしっこ(うんち)でそう」「でてる」「でた」と、三段活用で教えてくれます。さらに、オムツが濡れると「気持ちが悪い」感覚が育ってきたようで、すぐに「おむつかえる」と要求してきます。
加えて、オシッコの間隔もだいぶあいてきたので、いよいよトイトレを本格化させる時期かなと感じています。だいぶ前にトイレに子供用の便座を設置したのですが、便座が大きくて座りづらいのが嫌だったらしく、しばらくするとトイレに近寄らなくなってしまいました。そこで、保育園と同じ、床に置くタイプのおまるを用意し、赤さんの部屋の隅に配置しました。現状は、おまるの中にオモチャを詰めて遊んだりしており、座る気配はゼロなのですが、そのうち興味を持ってくれたらいいなとのんびり構えております。
ご飯は完全にひとりで食べられるようになりました。まだまだこぼしますし手も使いますが、基本的にはスプーンとフォークを駆使して食事しています。特に、外食するとき、全介助だった時代に比べると楽になりました!
1歳前半くらいまでは何でもパクパク食べてくれていたのですが、1歳後半からは気分によって食べたり食べなかったり(いわゆる食べムラ)が増えてきました。同じくらいの子供がいるお友達と話すと「うちは納豆ご飯しか食べてくれない」なんて話もよく聞くので、そういう時期なのだなと感じます。ちなみに赤さんの好物は、もずく、オクラ、なめこです。どうして……?
何を考えているのかわからない生き物に振り回され続けた0歳代に比べると、1歳代(特に後半)は言葉で赤さんとコミュニケーションがとれるようになったので、圧倒的にこちらの気持ちが楽になった一年でした。赤さんも心身ともに強くなってきて、一方的に心配ばかりしている日々から、「赤さんと共に楽しむ」日々に変わってきたように感じます。それに伴い、私も自分のことを考える余裕が徐々に出てきました。仕事はもちろん、スキンケアを変えてみたり、お料理を頑張ってみたり、お友達と会ったり、産後まったくできなかったことが少しずつできるようになってきました。
気づけば、赤さんの顔つきはアカチャンから少年になりつつあります。これからどんな風に成長していくのか、楽しみです。