1歳4ヶ月~1歳5ヶ月

赤さんは1歳5ヶ月になりました。今回は、1歳4ヶ月~5ヶ月のあいだの出来事を記したいと思います。詳しくは後ほど書きますが、病気続きだったので写真は少なめです。

赤さんの記事は備忘録として書いていましたが、最近は「今度子供が産まれるので、参考にさせていただいています」といったお声を頂戴することが増えてきました。こんなブログでも参考になることがあるのかー!と衝撃でしたが、今後は、そのような方々へ少しでもお役に立てたらと思い、できるだけ色々なことを詳しく書いてみます。

この2か月間で一番大変だったのは、赤さんが二連続で病気に罹患し、保育園を長期間休んだことです。7月中旬に「ヒトメタニューモウイルス」にかかり、高熱と咳のため一週間休み。7月下旬~8月あたまには「アデノウイルス」にかかり、目が真っ赤になる「はやり目」という症状が出てしまい10日近く休み。

両方とも新種の恐竜みたいな名前ですが、子供のいる家庭では「ヒトメタね~」「アデノね~」とポップに略されるくらいポピュラーなウイルスのようです。いずれも、保育園で爆発的に流行っているのをもらってきてしまいました。特に「アデノウイルス」は感染力がすさまじく、一時期クラスの過半数がお休みになってしまいました。そして、近所の眼科へ行くと、子供だけではなくクラスメイトのご両親も受診していたりと、地獄の様相を呈していました。ちなみにうちもダンナがアデノにかかり、病院を受診したところ「アデノウイルスは型が50個くらいあるのでまたかかると思います」と戦慄の新情報を得てきました。

私は病気にこそかからなかったのですが、諸々の疲れが出てしまったのか、一度ぶっ倒れて救急車で搬送されてしまいました。実は、救急車に乗るのは今年二度目……。(今は元気なのでご心配なく!)自他ともに認める超健康優良児の私がこうなるというのは、なかなかにただ事ではありません。

仕事と育児の完全両立に憧れを抱きやってまいりましたが、今回の病気騒動を経験して、優先順位を明確にしないと関係者全員が確実に不幸になるなと思いました。その瞬間「一番大切なのは命だし、身近な人を守れない奴に何が作れるだろうか」と頭の中のユリ子が申しましたので、「しばらくのあいだは赤さんの命最優先で生きる」と決意が固まりました。

「子育てと女性のキャリア」問題なるものがついに自分にも降りかかってきたわけですが、それについては長くなりそうなのでまた別の機会に気持ちを綴ってみたいと思います。(ちなみに赤さん最優先ではありますが仕事はしています)

赤さんが病欠時、仕事に行かねばならないときは、まず近所の病児保育室へ連絡します。ただ、地域でアデノウイルスが爆発的に流行っていたので、病児保育室はまったく取れず……。そういうときは病児保育可能なベビーシッターさんに来ていただいて乗り切りました。ただ、今後のことも考えて、お友達ママさんが教えてくれた「フローレンスの病児保育」も契約しました。

冒頭でマイナスなことばかり書いてしまいましたが、次はプラスなお話を。ここのところ、赤さんが著しい成長をみせているのは「言葉」です。

話せる単語は、多すぎてもはや計測不能です。200~300語どころではなさそう。名詞だけではなく、動詞や形容詞も口にします。あとは「〇〇ちゃん」「△△せんせい」など、人の名前を呼んだり、「きーらーきーら、ひーかーる」などと歌っぽいものを歌うようになってきたのも大きな変化です。ときどき「奥さん」「ペッパー君」「ホッカイロ」(夏なのに)など、どこで覚えたのか謎な単語も発したりするので驚きます。個人的には先日「ミキサー車」と言ったのがビックリでした。よう知っとるな。

1歳4ヶ月からは少しずつ2語文も出てきて「ママいた」「パンほしい」「せんせい好き」「ゆーちゅーぶ見る」「おばけこわい」などと言うようになりました。この間は寝言で「かいだんおちた」と呟いていました(どんな夢だ)。寝言もちゃんとした言葉になってきたなと感心。

オウム返しではない会話が少しずつできるようになってきていて

私「今日保育園楽しかった?」
赤「うん」
私「なにして遊んだの?」
赤「ばしゃばしゃ」(水遊び)
私「だれと遊んだの?」
赤「ミカせんせい」

というような、超簡単なやり取りが成立するようになってきました。赤さんの口から本日の出来事を聞くのが夢だったので、この会話をしたときは感動のあまり泣きそうでした。

保育園の個人面談では「おしゃべりがスゴイ上手です」と言われ、ベビーシッターさんには「2歳児くらいの感じ」と言われたので、一般的にみて、赤さんは「月齢のわりに良くしゃべる子」みたいです。早生まれ(3月)で1歳児クラスでは最年少ゆえ、どうしてもいろいろと遅れ気味になってしまうので、言葉の成長が早めなのは良かったかなと思っています。

言語理解が進んできたことで

・赤さんの要求を理解し、適切に対処できるようになってきた
・簡単なお手伝いをしてくれる

という点がありがたいと感じています。

ただし、イヤイヤ期なるものに片足を突っ込み始めている感じはあります。言葉が達者なので「いや!」だけではなく「ちがうの!」とか「きらい!」とか「いらない!」とか豊富なバリエーションの否定語で立ち向かってきます。保育園でも、2歳児クラスの子が玄関で、お気に入りのおもちゃを持ってこなかったという理由で大の字になり延々とギャン泣きしているのを見かけたりしますが、赤さんもああなるのかなと、今からヒヤヒヤしています。

話は変わり、身辺自立も亀の歩みではありますが身につけ始めています。洗面台に踏み台を設置したところ、自分で登って、手を洗えるようになりました。

また、トイレトレーニングも開始しました。本人がトイレの絵本に強い興味を示したり、言葉で尿意や便意を教えてくれるようになってきたので、保育園の先生から「そろそろトイレに座る練習をしても良いかもしれないですね!」とご提案いただきました。

トイトレなんて遥か先の話だと思っていたので、なんの準備もしておらず慌てて補助便座を購入しました。

早速座らせて「ジャー」と声をかけると、チョロチョロチョロ~とオシッコできました!すごい!と褒めると、本人もめちゃめちゃ嬉しそうに笑っていました。

それ以来、トイレ=楽しい場所だと認識した赤さんは、用事が無くても「といれはいる」とトイレの扉の前で待っていたりすることが増えてきました。とりあえず、トイレが好きそうなので良かったです。オムツが外れるのはだいぶ先になりそうですが、焦らず、ゆっくりとトレーニングを進めていきたいです。

完全に幼児食になったので、最近は外食にも挑戦しています。お子様メニューだけではなく、大人用でもうどんやちゃんぽんなどの麺類は切ってあげると食べられることがわかりました。いままでほとんど外食したことがなかったので、周囲の方にご迷惑をおかけするのではないかと最初はドキドキしましたが、近頃は親も赤さんも慣れてきて、お互いにほぼストレスなく食事ができるようになってきました。このあいだは、マックのハッピーセット(プチパンケーキ)も美味しそうに食べていました。食事は基本的に手作り派なのですが、外食もたまにはいいな~と思っています。赤さんもいつもと違うものが食べられて嬉しそう。

他にも、犬猫と触れ合えるお店に行ってみたり、自転車デビューしてみたり、病気の夏ですがそれなりに新しい体験ができました。

先日は、私の祖母の三回忌があり、赤さんを初めて法事の場に連れて行きました。読経中、お坊さんがおりんをチーンと鳴らすと、すかさず赤さんがクソデカ声で「カーーーーーーーン!!!」と絶叫し、その場にいた親戚とお坊さんが笑いを堪えるという状況に……。「絶対に笑ってはいけない法事24時」ならば「全員OUT~」。(※お寺には事前にフリーダム1歳児がいることをお伝えしていたので大丈夫でした)

お話が上手になってきて、赤さんと言葉でコミュニケーションを取るのが楽しい今日この頃です。言葉を習得し始めてからは、赤さんの人格がくっきりと浮き上がってきたように思います。この調子で、赤さんの人となりを知っていけたらいいなあ。相変わらず毎日体力勝負で大変ですが、どんどんいろいろなことができるようになる赤さんを一番近くで見られるのは、嬉しくて面白くて、そして幸せです。