赤さんは1歳3ヶ月になりました!今回は、1歳0ヶ月~3ヶ月のあいだの出来事を記したいと思います。
最大のニュースは「歩けるようになった」ことです!1歳のお誕生日を過ぎたあたりから3,4歩踏み出すようになったのですが、しばらくその状態のままでした。そして1歳1ヶ月になってすぐ、コツを掴んだのか、急に歩行ができるようになりました。ある日保育園に迎えに行ったら、部屋の中から「まま、まま」と言いながら両手を上にあげてヨタヨタ歩いてきたので衝撃を受けました。昨日までハイハイしていたのに!徐々に歩けるようになるものだと呑気に構えていたので、心の準備が追いつかないまま今日に至ります。
二足歩行の生き物へと進化したのに伴い、ハイハイを全くしなくなりました。ハイハイの頃は「早く歩かないかな」なんて思っていましたが、ハイハイが見られなくなるとそれはそれで寂しい。大人ってワガママ。
行動範囲が劇的に広くなり、ありとあらゆる場所でいたずらを繰り広げるようになりました。中に入っているものを全部出さないと死ぬの?というくらい、徹底的に棚や箱の中身を出してくれます。そしてあちこちに捨てる!赤さんが通った場所すべてが強盗の犯行現場のよう。今日も洗濯カゴの中から鮭のふりかけの袋が出てきましたよ。
母は野菜スープの箱を投げ捨てながら逃走する決定的瞬間を見逃さない。
なお、いけないことをしている、という意識はある模様。ここまで見事な「やっべ」という表情は見たことがありません。
身体能力が大幅にアップし、力も強くなってきて、遊び方もかなりアグレッシブになってきました。滑り台大好き。しかし、まだ危険察知能力が愕然とするほど低く、(平気でお風呂にダイブしたりと)危ないことから率先してやるので、厳しい監視の目が必要です。
段差があると一瞬でのぼります。家具の「注意書き」に記載されていることはだいたい秒でやってくれます。
家のドラム式洗濯機に「子供をドラムの中に入らせない」という警告シールが貼ってあり、それをみて今までは「こんなの入る人いるのかな~?」と疑問を抱いていましたが、最近は「ヤツは入る(確信)」と思いを新たにしました。
個人的に感慨深い出来事は「ミルクを卒業した」ことです。
奥歯も生えてきて硬いものが食べられるようになってきたので、1歳2ヶ月になってすぐ、(保育園で)離乳食から幼児食へステップアップしました。離乳食のときは食後にミルクを飲ませてもらっていましたが、幼児食ではミルクは出ません。家でも保育園のそのスタイルに合わせて、ミルクを卒業することにしました。
最後のミルクの日、いままでの大変すぎた授乳あれこれが走馬灯のように思い出されて感傷的になり「これで……最後だよお……」と半泣きでミルクをあげましたが、赤さんは1ミリも気にしていないようで、ニコニコしながらミルクを飲み干し、その後ミルクを欲しがることもなく、アッサリと卒乳しました。
ミルクを飲まなくなったら栄養は足りるのかな?と心配をしていたのですが、卒乳後、赤さんは信じられないくらいに食べるようになりました。「ミルクやめると食べるようになるよ」と先輩ママさんに言われていたのですが、本当でした!
卒乳後、保育園の連絡ノートの昼食欄に「おかわり」という文言が記入されることが増えてきました。そのうちおやつの欄にも「おかわり」と書かれるようになり……。いまでは両方おかわりするのが当たり前のようになっています。逆におかわりの文字がない日は、体調悪いのかな?と心配になります。
今まで、床にごはんを捨てることに悩んでいましたが、ここのところポイポイ行為は激減し、パンの小さなかけらまで目ざとく発見し、口に運ぶようになりました。食べ終わったあとは「もうないのか」と言わんばかりの表情でお皿を覗き込んできます。空のお皿を見せて「もう!ないよ!」と伝えないと納得してくれません。
身長の伸びが10ヶ月ごろから停滞していたのですが、そんな爆食の甲斐があってか、5月は1ヶ月間で3センチも伸びていました!抱っこしたときの感触もズッシリしてきました。手足も長くなったような。たくさん食べることの大切さを実感。
意味のある発語もこの3ヶ月でかなり増えてきました。現状、観測できている言葉は以下です。数えてみると50個弱。想像よりもたくさんあってびっくり。
パパ、ママ、じいじ、ばあば、しぇんしぇ(先生)、ねんね、まんま、あふお(お風呂)、おいしい、あっち、こっち、あった、おうちゅ(オムツ)、ぶ(オナラとウンチの意)、あし、け(髪の毛)、め(目)、て(手)、シーツ、はっぱ、わんわん、にゃんにゃん、ぶーぶー(車)、ばふ(バス)、ぴ(鳥)、ばいばい、ざーざー、あめ、かさ、いす、なな(バナナ)、ぱ(パン)、コップ、にゅうにゅう(牛乳)、どうじょ(どうぞ)、ないない(片付けの意)、あぱま(アンパンマン)、ジュース、おちゃ(お茶)、あま(甘い)、ちっちゃ(小さい)、ねーねー、ちゅちゅしゃ(救急車)、かんぱい、あかちゃん、あっちっち(暑い)、あか、あお、ぼうし
絵本から吸収している言葉もいくつかあるけれど、なにより日常でよく耳にする言葉をどんどん覚えている感じがします。
知っているものを見つけると、指差しながら無遠慮に「わんわん!」とか「アカチャン!」とか大声で言うので、お外ではヒヤヒヤします。彼にとっては、ベビーカーに乗った子はすべてアカチャンらしいのですが、君の方がアカチャンだぞっていうシーンがよくある。
赤さん自身、少しずつ言葉で要求を伝えることができるようになってきた感じです。「あっち!」と指差しながら行きたい方向を示してきたり、パンを牛乳につけて欲しいときは「ぱ にゅうにゅう」と言ったり、お風呂に入りたいときは「ぱぱ あふお」と言ったり、ウンチをしたのでオムツを替えて欲しいときは「ぶ!ぶ!」と言いながら股間をポンポン叩いたり。我々は、以前よりも赤さんが何を考えているかわかるようになってきました。
文字そのものにも興味がある赤さんは、あいうえお表が特にお気に入りです。毎日トーチャンと一緒に「あひるの……」「あ!」などと発音の特訓をしています。研究熱心なトーチャンは、赤さんが発音できた音の欄にシールを貼っており「赤さんはさ行とら行がうまく発音できない」という事実を突き止めていました。
このあいだ保育園の先生に「赤さん、今日は競馬新聞を読んでいました」と言われて爆笑しました。競馬新聞は制作の下敷き用として置いてあったらしいのですが……。字がいっぱい書いてあったので興味がわいた模様。将来どうなるのか。
なにはともあれ、言葉に興味があるのはいいことだなと感じています。この調子でどんどんおしゃべりを習得していって欲しいです。赤さんと会話のラリーができる日を夢見ていましたが、もうすぐな気がしてきました。
春は行楽シーズンということもあり、水族館やバス営業所に行ってみたりしました。
水族館では、未知の生き物の観察に集中するあまり終始真顔でした。一瞬「ニコニコした顔を撮りたかったな」と残念な気持ちになりましたが、その後「そんなにも集中できるなんて素晴らしいことじゃないか……」と、汚れ切った自分の心を恥じました。赤さんにとってはすべてが初めてなんだもんなあ。
GWは大大大好きなバスの営業所へ行きました。都営バスがずらりと並んでいるのを見つけた瞬間、嬉しすぎたのか妙なテンションになり「わァッ……わァ……わァ……」と、ちいかわみたいな声を出していました。
バスは相変わらず好きすぎるようで、朝起きると「ばふ」と言いながらバスの載った絵本を持ってきます。その後はテレビを指差し「ばふ!ばふ!」とYouTubeのバス運行動画を見せろと要求してきます。夢中になれるものがあるって素敵だけど、なんでバスなのかは、私の中でいまだ謎のまま。
もう赤ちゃんではなく子供、という表現がぴったりな赤さん。「赤さん」という呼び方をどうしようか考えていたのですが、本名が「赤さん」に近く、呼びやすいということもあり、今後も「赤さん」で行こうと思っております。まさに外道(なつかしのネタ)。