私はモノクロフィルムのみ自分で現像しています。
モノクロフィルムの現像は、とてもざっくり言うと、(1)現像タンクに現像液とフィルムを入れる(2)1分間に10秒くらい(※ケースバイケースですが)タンクを上下に振って撹拌する(3)時間が来たら現像液を排出する、という工程で行います。現像だけなら明るい場所で出来ます。今回はそんな「現像」に関するお話です。が、お食事中の方はここで引き返した方が無難です。
* * * * *
ある日、私はいつものごとく家のキッチンでモノクロ現像を行おうとしていました。
フィルムもタンクに入れたし!現像液も停止液も定着液も作り終わったし!さあやるわよ!と意気込んで、最初の現像液をタンクに注ぎ始めたその時!私は自分の体の異変に気が付いたのです。
オナカ
イタイ
昼間に食べたものがいけなかったのでしょうか。突如、私のお腹に猛烈な痛みと便意が押し寄せました。(乙女ブログなのに便とか言ってごめんなさい)
速攻で私の頭の中は「トイレ」のことでいっぱいに。
ああ大変!!!一刻もはやくトイレに行かないと、も れ る 〜 っ(滝汗)
しかし!現像液を全て入れてしまった後なので、作業を中断するわけにはいきません。
無撹拌現像にする手もあるけど今回はどうしても1分につき10秒撹拌でやりたい…!!!
そして失敗できないフィルムなんですっ…これ…!!
マヤ「初号機、活動限界まであと30秒!」
もう…私の*は限界が近い…けど…!
もらしてまでも現像し続けるってどうなんだろう…!?
少年漫画なら許されるシーンだけどこれは現実世界ですしそもそも私にだって社会的地位とか人間の尊厳とか今日履いてるパンツはお気に入りだとか色々…!!
……
…
結局。
トイレでうめきながら撹拌しました
苦渋の決断ってまさにこういうことを言うんですね!(とても爽やかな笑顔で)
ギリギリのところで、タイマーとタンクを抱えてトイレに駆け込むことを選択しましたよ!
うーんうーん(悶絶1分)→撹拌10秒→うーんうーん(悶絶1分)→撹拌10秒(※繰り返し)でしたね。
まさか悶絶して用を足しながら現像をする日が来るとは思わなかったです!
ユリたんびっくりだよ★
あ〜でも、現像してたフィルムがILFORDのDELTA 3200で良かったなあ〜。3200って他のフィルムに比べて現像時間が長いからなあ〜。増感しようと思って現像時間を11分に設定しておいて助かったなあ〜。お陰でトイレに長くいられるよね〜。T-MAX 400(24度でやると5分弱で終わる場合もある)じゃなくて本当に良かった〜。これだと自分の諸々が排出し終わらないうちに現像液を排出しないといけなかったよ〜あぶないあぶない(どちらかというと自分が)。よ〜しあと6分、などと考えていたとき、更なる事件が。
ピンポーン(インターホンが鳴る音)
ざわ…
この後どうなったのかはご想像にお任せしますが、とりあえず扉の外に居たのは宅急便屋さんで、どうしてもこのタイミングで受け取らねばならない荷物(※代引き)を届けに来てくれた、ということは書き記しておきたいと思います。
ご自宅で現像をされている方はどうぞお気をつけて下さい。
あ、この時のフィルムはちゃんと現像できましたヨ。