2月20日に、赤城耕一先生の『赤城写真機診療所〜そんなカメラは捨てなさい〜』 (玄光社MOOK) が発売になりました。
赤城耕一先生が医師に扮し、カメラ、レンズ、写真に関する悩みや疑問について、ズバっと解決したりしなかったり……するご本です!
カメラ雑誌のレビュー記事のような、新製品の紹介や、スペックや画質比較はありません。『赤城写真機診療所』は、赤城先生のあふれるカメラ愛と、もっと写真を撮って楽しんで欲しいというシンプルな想いで構成されております。
カメラに詳しくない方でも、十分に楽しんで頂けると思います。そしてきっとライカが欲しくなると思います。どこから読んでいただいても面白いです。
ぜひご覧くださいませ。
大村は本のいたるところに登場する赤城先生&カメラおじさんのイラストを描かせていただきました。また、赤城先生のポートレートを撮影させていただきました。(あとこっそり患者としても登場しています。)病院関連のセットは細かいところまで凝っているので、そこにも注目していただけたら嬉しいです。
わたくしはデジタルカメラマガジンで『カメラおじさんをたずねて三千枚』という連載をさせていただいておりますが、それをご覧になった玄光社の方からお声かけいただきまして、この度イラストを描かせていただく運びとなりました。
もともと赤城先生の大ファンを公言しておりましたので……本当に天にも昇る気持ちです。病院スタジオでの撮影は緊張しましたが、赤城先生のお人柄に救われ、楽しく終えることができました。生きていてよかったです。ありがとうございました。
今年のお正月はこんな感じでひたすらカメラおじさんのイラストを描き続けました。おじさんおじさんおじさんおじさんおじさん……。
ちなみに、最初にサンプルで描いた赤城先生のイラストがなぜかそのまま表紙に採用されました。(手おくれです、のアレ)
内容に関してですが……
聞きたいけどいまさら聞けなかったこと、についての回答が多くて勉強になります。技術よりも精神論のお話が多いのが、個人的には嬉しかったです。赤城さんはこんなお考えをお持ちなんだなあ、みたいな。
そして、愛ある厳しさが特徴である赤城節、がほぼ全ページで炸裂していて堪りません。赤城先生ご本人も好きですが、赤城先生の文章の大ファンでもあるので、こういった「まとまった読み物」という形で先生の文章に触れられるのがありがたいです。
個人的には、p.20の熱血K-1ユーザーの話とp.137のライカビットMの話が面白すぎて、そこはもう30回くらい読みました。
「僕のことはプラナーと呼べ」「あまりの高画質に驚いて鼻血が出る」「1キロ以上のカメラは人殺し」「赤城家では家訓により、絞り環のないレンズを購入できない」「人間の姿を借りた悪魔」「ラフモノクロームで撮っても森山大道さんにはなれませんよー」などなど、今回も名言たくさんです。
本書で採用されなかった赤城先生のイラストを載せておきますね。
最後に。
新刊発売に伴い、CP+の期間中にトークショーが開催されます。
わたくしもご一緒させていただきます。
出演:赤城耕一さん、大村祐里子
日時:2月26日(日)13時より
会場:アネックスホール CP+中古カメラフェア ホワイエ特設ステージにて
http://camerafan.jp/cc.php?i=552
ヘンな格好をします。
こちらもぜひ。
またひとつ宝物が増えて嬉しいです。
赤城先生、編集さん、デザイナーさん、ご一緒させていただけて光栄です。
赤城写真機診療所 « 書籍・ムック | 玄光社
http://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=12501
こんばんは、妹さんのブログで見かけました。
最近昔のカメラ頂いたのですが内側にある遮蔽板が見当たりません…
ブロニカの一眼ってなかなか見かけないので関東には中古で有りますかね
カメラおじさんに笑いました。観察力がすごいですね。いますよね〜こういう方たち(笑
>>Rieさん
リアルカメラおじさんを観察して描きました!そう思っていただけて嬉しいです!
>>マサさん
妹のブログからありがとうございます!
あらま、そうでしたか……。
板だけ中古で出ていたりしないでしょうか。
ブロニカの一眼!たしかにあまり見かけないですけども、東京のお店にあるかもしれませんね。