アラサー世代に捧ぐ

今日は久しぶりに髪を切ってもらおうと思い、かれこれ8年くらいお世話になっている美容室を訪れました。

自分が通っているところはわりとオシャレな雰囲気で、かつ、いつも今風なイケてるお兄さん(※同じ年)がついてくださるので、わたしはこの8年間、インターネットとか漫画とかゲームとかヲタクな話は封印して、毎回当たり障りのないことばかり話すようにしてきました。

しかし、本日うっかり「小さい頃の夢は漫画家だった」と喋ってしまったんですね。

ああ……しまった……漫画の話とかしちゃったよ……と後悔していたら、髪型アシンメトリーのオシャレな今風お兄さんが

「実は僕も漫画家になりたかったんです」

と言い出したのであります。

!?

しかも、

「こういう話ができる人がなかなかいなくて……。僕たまにイラストを描いたりするんですけど、よかったら見てもらえませんか」

と。

見せてもらったイラストがこちら。

えっ何この超展開。

うまくない?

そしてまさかのセーラームーン。

聞いてみたところ、彼にはお姉さんがいて、その影響で幼少期からセーラームーンが大好きなんだそうです。(ちなみに亜美ちゃん推し)

ここまできたら8年間の沈黙を破ってもよいだろうと思い、

いやー『コードネームはセーラーV』のときから読んでますし、セーラーヴィーナス一番好きだし、ていうか『るんるん』も『なかよし』も買ってましたし、いまだに落ち着きたい時はタキシード・ミラージュ聴きますし、セーラームーンはドンピシャ世代すぎていまだにアガりますね、と堰を切ったように話し出したら、お兄さんが

「大村さんに見ていただきたいものが……」

と言って、お店の奥から何かを持ってきました。

これはまさか

応募者全員大サービス

イヤーッ!懐かしのあまり何秒か息吸うの忘れてたわ。テレカだよテレカ。応募者全員大サービス、応募しまくってたわー!セーラームーングッズのほかには、レイアースのプチリュックとかセイントテールのスクールバッグとか持ってたー!

「コレ、なぜか僕の家にあって。いつかコードネームはセーラーVがお好きな方に差し上げようと思っていたんです」ということで、ありがたくも頂戴してしまいました。嬉しい。かなりレアモノなのでは……。

さらに「世代が同じなので……よかったらこれも見て欲しいです」と、お兄さんがまたお店の奥から何かを持ってくるではありませんか。

まだ何かあるのか。

持ってきたのは

し た じ き

アラサーヲタクの心をくすぐるアイテムデターッ!!!!!中学生のときに集めてた……懐かしい……。しかもセーラームーンだけじゃなくて、幽遊白書まであるじゃないですか……。わたしがかつて暗黒腐女子時代に魔法のiらんどで蔵飛小説ばかり読んでいたと知っ(ry

「世代的にお好きかと思って。僕むかしアニメイトで働いていて、そのときにたくさん買ったものなんです。これもよろしければひとつ差し上げます」と。

ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・ます!


↑これにした

アニメイトで働いていたのか、お兄さん。むかし死ぬほど通ってたよ。

気がつけば、わたしはセーラーVのテレカと幽遊白書の下じきを手にしたまま、帰路についていました。

この8年間の私さよならbyebye、と思うと同時に、齢34にして、取り繕わない方が良いこともある、と学びました。

4件のコメント

  1. 良かったですねえ
    でも、自分の家でない仕事場に置いているんですか…
    不思議な感じです。
    でもいいですよね。漫画家の夢に花が咲く
    私の夢は、小説家でした。
    で、読書週間にラジオで流れていた大御所の小説家と新人小説家の対談をテープに撮って危機ながら小説を書いていました。テープは、何度も聴いて摩りきれました。
    良い思い出❤

  2. これは…!
    ええ、私も分かりますとも。
    モノもそうですが、同じ時代に同じものに熱中していた人に出会うの、嬉しいですよね。

  3. >>乙女さん
    なぜお店にあったのかはわかりません……(笑)
    熱くなれるものがあるのは良いことですね!
    私も対談は好きです。雑誌の記事とか集めちゃいます。

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