『ホリー・ガーデン』は江國香織さんの小説です。
私の、愛してやまない小説です。
Twitterのアカウント名もここから来ています。
初めて読んだのは高校生のときでした。
その時に受けた衝撃を今でも覚えています。
なにこれ、わたし…?
主人公であり、薄ぼんやりしたマジでしょうもない女、野島果歩。
その彼女が、あまりにも私だったのです。
彼女の考えている事がすべて私だったのです。
もう、伊吹マヤが「シンクロ率が400パーセントを超えています!」とか叫び出すレベル。
小説を読んでいるという気がしませんでした。
自分の喋った言葉がそのまま書き起こしてあるみたい…
息をするみたいに自然に文章が頭の中に入ってくる…
そんな生まれて初めての感覚を味わいました。
それ以来、『ホリー・ガーデン』は私の大切な一冊になりました。
自分を見失いそうな時は、必ず本棚から出してきて読み返しています。
そうだった、私はこういう人間だった…と。
何度も何度も何度も読んだせいで、もう表紙はボロボロです。
最初の数ページ分は暗記しています。
最近いろいろな事が一気に起こりすぎて足が地に着かない状態なので、またこの本の出番かな?と思っています。
自分を取り戻せるものがあるといいよね。
なかなか見つかるものではないとおもうからいいものを見つけたんだね。
おいらなんか、常に自分とは何かを考え続けていないとふわふわしすぎて大変なんだぜw
江国香織さんのホリーガーデン読みたくなった・・・!
これで私もゆり茶マスターだぜ★←?
私はきらきらひかるがすごい好きで、その印象が強くて、
「あなたは江国香織の小説に出てくる女性みたいですね」
といわれて、そんなに繊細じゃないよ!とか思ってたんですけど、
薄ぼんやりで、マジしょうもない女・・・。
その人にはどんな風に見えてたんだあぁぁぁぁぁ!
自分も藤田いっさくさんの本は大好きでその中でもローライ・ハッセルの本はかなり読み込んでます、あとカメラマガジンの1号はハッセルの特集をやってるのですっごく参考になります。
自分そのものと重なる、そういう小説があるっていいですね。
江國さんのは読んだことがなくて…今度絶対読んでみます!
写真もイメージと合っていて素敵です。
『冷静と情熱のあいだ』という名の小説で私は江國香織さんという作家を知りました。
先に読んだのは辻仁成さんの書いた「Blu」。江國さんの書いた「Rosso」は後から。その後、二つを同時に(一章ずつ交互に)読みました。
今、『右岸』と『左岸』を読みはじめたところです。
小説の中に自分を見出したこと……確かに断片的にはあります。
それは一種の既視感(デジャヴ)というか、何か不思議な感覚。
でも、ゆり茶さんが言うような、まるで鏡に映った自分を見るような経験はないです。
>彼女の考えている事がすべて私だったのです。
これは元々ゆり茶さんの考えがそのまま書いてあったのか、それとも漠然と考えていたことがそれを読むことで覚醒したのかは私にはわかりませんが、そういう「共感」というよりも「共鳴」というものはきっとあるんだろうと思います。
私はファインダーを覗いている時に、極稀に既視感、「あれ?この風景ってどこかで見たことあるぞ」ということがあります。これは写真を撮る以前に自分でイメージしていたものと現実の風景がシンクロするのではないか?と思っていますが、小説を読んだり音楽を聴いたりしている時、ふと先が読めることがあるように、思考って、何かのきっかけで急に「共鳴」することってあるんじゃないかと思います。
そういう感覚は大切にした方がいいと私は思います。
他の人には「それって思い込みじゃない?」と言われるかもしれませんが、そういう感覚を与えてくれる書物や音楽は自分にとってインスピレーションを与えてくれる貴重な存在なのではないでしょうか。
あ、長くなってすみません。
最後に、この写真、こんなふうに見つめられたら、男は一発で昇天しそうです。でもこの撮影アングルって、まさに「覗き」の目線ですよね!(爆)
ゆり茶さんがハルキストでないことに乾杯!!
でもハルキの野郎の短編はいいよね。
>>ましゃさん
そうなんですよね。気持ちがフワフワしているときなんかはすぐに自分を見失ってしまいますよね…。最近気を抜くとすぐフワフワしてしまいます^^;
この本に高校生のときに出会えたのはラッキーだったと思います!
>>えりちゃん
良かったら読んでみて〜。
でも、読んだあと100%私の印象が悪くなると思います(笑)
そのくらいダメなやつなんですよ果歩は…。
江國さんの小説はおそらく全部読んでいるけど、きらきらひかるも好きです。
あとは『思いわずらうことなく愉しく生きよ』が好きです。
いやあ、薄ぼんやりでしょうもない女はこの小説の主人公だけかも。
他の小説の登場人物は繊細な感じするよー、確かに。
ただ、ちょっと変わった人が多い気はする(笑)
>>みやびりんさん
私も藤田さんのハッセルの本を持っています!
作例も豊富でとても参考になった記憶があります。
ハッセル自体を持っていないのに…(笑)
大好きな本があるっていいですよね☆
>>ぽろさん
はい!本当に大事な大事な小説です。
宜しければ今度読んでみて下さい。
ただ、読み終わった後は私の印象が変わってしまうかと思いますが…(笑)
この写真は自分でとても気に入っているので、嬉しいです。ありがとうございます!
>>hironekoさん
『冷静と情熱のあいだ』なつかしい!!
私も両方読みました!確か高校生のとき…。
まわりでは「Blu」の方が評判が良かったですが、私は「Rosso」の方が好きでした。
ホリー・ガーデンを読んだときの感覚は、hironekoさんの書かれていた
>漠然と考えていたことがそれを読むことで覚醒した
方ですね。まさに「共鳴」という言葉がぴったりです。「わかるわかるー」ではなく「しょちゅうあるわそういうことー」という感じです。
>私はファインダーを覗いている時に、極稀に既視感、「あれ?この風景ってどこかで見たことあるぞ」ということがあります。これは写真を撮る以前に自分でイメージしていたものと現実の風景がシンクロするのではないか?と思っていますが、小説を読んだり音楽を聴いたりしている時、ふと先が読めることがあるように、思考って、何かのきっかけで急に「共鳴」することってあるんじゃないかと思います。そういう感覚は大切にした方がいいと私は思います。他の人には「それって思い込みじゃない?」と言われるかもしれませんが、そういう感覚を与えてくれる書物や音楽は自分にとってインスピレーションを与えてくれる貴重な存在なのではないでしょうか。
私は、意識的に、hironekoさんの仰る「既視感」を作るために本を読んでいるので、↑すごくよくわかります。というか私が言葉にできなかったことが綺麗にまとまっていて感動です!すごい〜。自分の中にある世界と、本当の世界の共通点をできるだけ多くしたいと思っています。
この写真は茂みの中に入って撮りました。とても気に入っているので嬉しいです。
のぞき…(笑)
>>timothyさん
ハルキストでは無いですが、村上春樹さんは結構好きです(笑)
最近そういえば読んでないです〜。
そして短編も数える程しか読んだ事が無く…すみません。。。