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床下狂想曲

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—-なんだ。
床板一枚隔てて、何かが渦巻いている。
—-何の匂いだ。
私の鼻が狂ったのか。
ゆっくり床板に鼻を近づける。
—-この匂いは。

夢、じゃないのか。



* * * * *


うっかり京極夏彦風に書いてしまいましたこんばんは。

実は、数週間前に私の部屋で異臭騒動が発生いたしました。
しかもその異臭というのが、「何か生き物が死んでいるような匂い」だったのです…。
「乙女の部屋から死臭」という想像を遥かに超える展開に、私も何がなんだか。

どこから死臭が?と思い、麻薬犬ばりに部屋中をクンカクンカ嗅ぎ回ったところ、どうやらベッドが置いてある場所の床下から臭いが発生しているらしきことを突き止めました。

一方…くさいくさいと毎日騒いでいるのに、ダンナは「どうせお菓子でも腐らせたんでしょ」とまるで取り合ってくれません。しかも「精神を病んでると幻臭がするらしいよ」と、ゆり茶狂人説を提唱してくる始末。「実際に嗅いでみてよ!!」と、半ギレしながら問題の場所の臭いを嗅がせても「?」という顔をするばかり。(※持病:慢性鼻炎)

この時、私は既に死臭のため自室で生活ができない程になっていました。

これは
 いよいよ
   あかん

そう思った私は遂に立ち上がり、管理会社の人を呼んで床下を調べてもらう事にしました。

管理会社の人によると、我が家は床下へ通じる抜け穴のようなものが無いとのこと。
そこで、「ベットの下の床を切断し、床下を覗く」という非常に荒々しい方法が採られることとなりました。

ブルーシートが貼られ部屋が一気に物々しい雰囲気に…
火曜サスペンス劇場で見たあの光景がまさか自室で見られるとは思いませんでした。
ふふ…テレビいらず…(遠い目で)

床を切断するゴリゴリという音が響く中、なんだろう…猫かな…人かな…臭うってことはまだ骨になる前だよね…肉片…人は嫌だな…などと考えていました。

大工さん「開きましたよー」

きたっ!!
オープン・ザ・床!
大工さんの声を合図に、一斉に皆で床下を覗き込みました。


片平なぎさ「これは…!」



床下を覗いた全員の目に飛び込んで来たもの、それは

ねーずーみートーンーネールー (ドラ○もんの声で)


※実際の写真です

死体じゃなかった。
というか死体だったら(重すぎて)記事にするのは不可能でしたヨ…
そこにあったのは、なんとねずみトンネルだったのです。

昔の(埋め忘れた)配管の中をねずみが行き来するようになり、出来たのがこのトンネル。
穴に顔を近づけてみると、確かにそこからは死臭がしました(配管はどこかの下水に繋がっているらしい)
ねずみよ…おまえだったのか…

我が家の屋根裏にねずみ一族が住み着いていることは以前ブログに書きましたが、その一族はどうやらここから侵入し、屋根裏に登った模様。
謎に包まれていた彼らの侵入経路がこんなところで明らかになりました。



とりあえず、コンクリ流し込んで、埋めました。
すまん、ねずみ。

ああ、死体じゃなくて良かった…と思うと同時に、私が寝ている真下でせっせとねずみがトンネルを掘っていたというシュールすぎる光景を想像すると、面白いやら悲しいやら、不思議な気持ちになりました。

* * * * *

トンネルを埋めた後は、だいぶ死臭もやわらぎ自室で生活できるようになりました。
ふぅ…

しかし。
ひとつ気になる点は、トンネルを埋めた後、天井裏のねずみ一族がにわかに騒がしくなったことです。

ねずみ伝令「申し上げます!地下の出入り口が塞がれた模様!」
ねずみの殿「何ッ!それは誠か!」
ねずみ伝令「ハッ!」
ねずみの殿「おのれ人間め…返り討ちにしてくれる…早速兵を集めよ!出陣じゃ!」
ねずみ伝令「ハッ!」

みたいなことになってるんじゃないか、とても心配な今日この頃です。



【お知らせ】読書感想写真、更新しました。

回想

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いまだから告白しますが…
私は2009年6月にブローニーのカメラを使い始めてから一度もフィルムの整理をしたことがありませんでした。

スキャンしたフィルムは段ボールへポイポイ入れていたのですが、いよいよその段ボールが「もう無理っす」という感じになってきたので、2年経った今、私は初めてフィルムの整理をすることを決意したのであります(腰が重すぎる件)

シートに日付と撮影地などを書いてフィルムをファイルして行くという地味な作業だから一日程度で終わるだろうと思っていたのですが…
私、フィルム整理、ナメてた。
完全にナメてた。

まず、フィルム地層が予想以上のカオス状態で、2009年夏のネガの後に2011年春のネガが出て来たりして、日付順に並べるだけで一苦労。
さらに、「いつ撮ったのこれ…?」というフィルムが多発。過去の日記を参照しつつ日付や場所を確定する、という作業でさらに一苦労。

私がちんたら作業をしていたというのもありますが、
全部終えるまでになんと一ヶ月もかかりました(死)
無職なのに一ヶ月ってどういうことなの…
僕はもう疲れたよ、パトラッシュ…



↑一ヶ月の成果
下3冊がカラー、上2冊がモノクロ。

そんなわけで整理作業はとても大変でしたが、自分の歴史を振り返れたという点では面白かったと言えましょう。

初期の頃は「なんだこのうんこ写真!」というものばかりなのですが、そこから滲み出る、失敗を恐れず撮りたいものにまっすぐ向かって行く姿勢に何度かハッとさせられることがありました。
最近は「ブレるから」とか「ピンとこないから」とかいう理由で写真を撮りに行っても一枚も撮らないことが多々(何しに行ってるのかと)
ゆり茶…生意気な子…!たいしたことないくせにな!

今回の一連の作業を通して、忘れていたとても大切な気持ちに気が付いたように思います。
大変だったけどやって良かったです。
 
 


【お知らせ】5/20発売の写ガールvol5では、いつもの企画に加えて、別企画でこの”ブログ”をちょこっとご紹介頂けるようです(まだ見てないですが…)。宜しければご覧下さい。

消えたくない

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